赤井田祐三は、想像妊娠でお腹がまるで妊婦のようにおおきくなってしまい、隔離病棟で入院していた。精神的なものからくるあれだ、というアバウトな診察しかされない祐三。しかし、ついに祐三のお腹から、魔界の王になるという男が本当に生まれてしまう。魔界の王は人間界の男から生まれ、7つの大罪を人間に犯させる試練をクリアすることで、はれて魔界に行くことができるというのだ。祐三は、魔界の王にそそのかされ、次々と大罪を犯していくのだが・・・。
魔界の話をやると決めてから、魔界の話なんてやるんじゃなかった・・・と後悔をする毎日だった。しかし、年末というのはすさまじいパワーをもっていて、なんとなく魔界とか、神とか、自分をふりかえるとか、生まれ変わるとか、そんな雰囲気にさせてしまうのだ。年末にぴったりの芝居だという感想を多くいただいた。そもそも年末らしさって、誰が決めたんだろう…。
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